相部屋で合宿免許に行こうとしている人が知っておくべきこと
合宿免許で宿泊するお部屋プランは大きく分けて、「相部屋」「2人部屋」「1人部屋」があります。
このようにプランを並べた時には、誰だって「1人部屋」を選択したいと思うはずですが、相部屋は他のプランと比べて最安値で免許合宿に参加することができます。
学生の参加者が多い合宿免許において、「相部屋」プランの値段の安さは大きな魅力の一つなのです。
しかし、勢いで「相部屋」プランを申し込んだはいいものの、合宿免許が近づくにつれてすごく不安に感じる人がたくさんいます。
2週間近く同じ部屋で全く知らない人と過ごすことになるわけですから、それは心細いに決まってます。
どんな人と一緒になるかどうかは完全に運任せです。
気が合う人と一緒になることもあれば、「ちょっと苦手なタイプかも・・・」という人と一緒になることも当然あります。
私は実際に合宿免許へ相部屋プランで参加したので、その体験に基づき相部屋プランのメリットデメリットを紹介します。
メリット
まとまったお金が必要な合宿免許において、少しでも安いプランを探す人が多いでしょう。
全てのプランの中で「相部屋」は最安値で参加できるのが大きな魅力です。
他のプランと比べておおよそ2〜3万円ほど安くすることができます。
また、忘れてはならないのが合宿免許を最短で終えることができなかった場合の延長保証も手厚いという点です。
合宿免許の料金は基本的に最短で卒業できるものとして値段が設定されています。
途中の「仮免許試験」や「卒業検定」「寝坊による教習の欠席」等で最短で卒業できなかった場合、延長料金がかかるのです。
相部屋プランの場合はこの際の費用も安く、「〜日間は無料」となっていることが多いです。
逆に「1人部屋」だと「1日延びる毎に5000円」等の決して安くない金額を取られてしまいます。
「自分は一発で受かるから大丈夫」と考えて参加する人は多いですが、実技がうまくできても筆記試験がダメだったり、試験当日緊張しすぎて不合格となったりする人はたくさんいます。
最短で卒業できなかった場合のことは、必ず考えておかなければいけないものの一つです。
まとめると、「相部屋」プランは費用面においては最も安く参加することができます。
1人で合宿免許に参加する人は、「合宿免許中ずっと1人ぼっちだったらどうしよう・・・」と必ず考えています。
この点の不安も相部屋であれば解消することができます。
同じ部屋で過ごす以上、会話が一切ないということはありません。
「免許を取る」という共通の目的があるので、最初は多少気まずくても次第に打ち解けられます。
相部屋の人たちと仲良くなることができれば1人で合宿免許を過ごすことにはなりません。
普通に生活していたら関わることのない人たちが集まるのですから、色々なお話も聞けてすごく充実します。
また、教習の悩みや運転のコツ等を情報共有することができるので、運転技術の上達もしやすくなります。
ここで会った仲間と卒業後も定期的に会う仲になることもたくさんあります。
かけがえのない仲間と出会える可能性を秘めていることも、相部屋の大きな魅力の一つでしょう。
デメリット
「相部屋」プランでは、全く知らない人と一緒に過ごすわけですから、周囲に気を使う必要があります。
主に関係してくるのが「消灯時間」「テレビ」「お風呂や冷蔵庫」等でしょうか。
「テレビ」「お風呂や冷蔵庫」は、譲り合うことが必要です。
免許を取りにきているわけですから、見たい番組があったとしてもテレビは見れないくらいの気持ちで参加したほうが良いと思います。
お風呂は大浴場がついている宿泊所であれば特に気にする必要はありませんが、部屋毎の場合は多少気を使う必要はあります。
みんなが寝静まっているときに入るとうるさく迷惑になってしまいます、朝風呂派、夜風呂派がいると思いますが、ある程度は周りに合わせて入っておくほうが無難でしょう。(基本は夜に入ることになるでしょう。)
冷蔵庫はそこまでたくさんの物を入れる人はいないと思うので、常識的な範囲の使用であればあまり気にする必要はありません。
消灯時間についてはみんなでルールを決めている場合も多いので、ここだけはしっかり守る必要があります。
慣れない場所での生活で疲れが溜まっている人が多く、人によっては朝一の教習で朝6時起きなんてのもあり得ます。
他の人の睡眠を妨げることだけは絶対にしてはいけません。
「いつまでも携帯をいじっている」「電話」「寝たがっている人がいるのに喋りつづける」等の行為はNGです。
まれに相部屋になった人のいびきが大きくて寝れないという人がいます。
いびきだけは本人にも悪気がなく、どうしようもないのでなんとか我慢する必要があります。
対策方法としては、その人よりも早く寝るしかありません。
尚、最初は気になって仕方なかったいびきも合宿が進むにつれて慣れてくるのと、疲労によりすぐにぐっすり寝れるようになることがほとんどです。
合宿免許は基本的にみんなフレンドリーに接してくれるので、年齢問わず仲良くできることがほとんどです。
「ヤンキーが一緒なのではないか・・・」と考える人もいるようですが、仮にそのような人と一緒になったとしても普通は仲良くなることができます。
そのため、苦手なタイプの人がいたとしても問題にならないことがほとんどですが、人間ですから「どうしてもこの人は苦手」という人が現れないとも言い切れません。
万が一、どうしても我慢できなくなるような出来事が起きた場合は、教習所に言えば部屋を変えてくれたりもしてくれます。
まずないとは思いますが、そのような対処法もあるので、不安な人は覚えておくと良いでしょう。